一体どちらが良かったのか? 有名ホラー映画の別エンディング13選 (7/10ページ)
公開された『ホステル』のエンディングは、パクストンが駅構内のトイレに入った猟奇ビジネスマンの後をつけて、指を2本切断してから便器に顔を押し付けて溺れさせようとし、最後に喉を切って殺すという残虐なものです。
別エンディングはここまでの残虐な描写はないものの後味が悪いものでした。それは、パクストンが猟奇ビジネスマンの愛娘を誘拐し、汽車で去るというものだったのです。
MTVのインタビューで、監督のイーライ・ロスはエンディングを変更した理由を次のように語っています。
ロス:「これは完璧なエンディングだ」と自信が持てるものを撮ったんですが、いざ観客に見せてみたら300人中10人が「これはヤバいぜ!」という感じで、残りの290人が「は!?」という反応でした。
MTV:私は、監督はパクストンにビジネスマンの娘を殺させることで復讐させたいのだろうと思っていました。しかし、別エンディングは単にパクストンが娘と一緒に汽車で去っていくところだけ見せていましたね。つまり、彼女を殺したのでしょうか?
ロス:あれの含みは、パクストンが彼女を救ったというものなんです。私が元々書いた脚本では、ジェイ・ヘルナンデス(パクストン)が少女の喉を切るというものだったんですが、そんなのはパクストンの起こす行動ではありません。
その代わり、少女を攫うという方法を取らせようと思ったんです。彼は、結果的にそれがビジネスマンにとって拷問になると知っていたんです。しかし、(試写会参加者は)汽車が発車した後、少女に何が起こるかのロジックに気づかなかったんです。