輪廻転生はあり得るのか?過去の記憶を持つという転生した10人のストーリー (7/9ページ)
また、パトリックは、「手術に入る」夢を見るという。母親が彼に「どの部位を手術してもらったの?」 と聞くと、右耳を指さした。右耳はケビンが腫瘍を取り除いてもらう時に手術を行った部位だった。
パトリックが4歳になると、母親によく「前の家」のことをたずねてきたという。だが、彼が産まれてから引っ越しはおこなっていない。詳しく聞くと、前の家はオレンジ色と茶色が混じっていたという。彼の言う前の家は、実にケビンが住んでいた家のことだった。だが研究者がパトリックを前の家に連れて行ったところ、特に目立った反応は見せなかった為、生物学的に関係性を見いだせなかったという。
2. 祖父の記憶を持つ少年

1992年、ジョン・マッコーネルが6発の弾丸を受け亡くなった。彼にはドリーンという一人娘がいた。ドリーンはその5年後、1997年にウィリアムという男の子を授かった。ウィリアムは生まれながらにして「肺動脈弁閉鎖症」という先天性異常をもっていた。心臓の左心室に異常があり、数回に及ぶ手術により回復へと向かった。
さて、ここで興味深いのが亡くなったジョンの話である。ジョンが受けた弾丸は、心臓の動脈や肺の弁を傷つけ、肺動脈弁閉鎖症によく似た症状を引き起こしていたのだ。
ある日ドリーンがウィリアムを叱っている時、ウィリアムは突然 「俺がお前の父親でお前が小さい女の子だった頃、お前を叱ることはあったが、叩いた事は無かったぞ!」 と怒鳴ったと言う。さらに、こんなことを言い出した。「そういえば小さい頃に飼っていた “ボス” という猫を覚えているか?」 と。確かにドリーンは猫を飼っていたが、不思議な事にその猫を「ボス」と呼んでいたのは父親のジョンのみであり、彼女はその猫の事を「ボストン」と呼んでいたという。
ウィリアムは曜日の概念を知る前から、「自分が産まれた日を火曜日だ」。と語り、「ジョンが死んだのは木曜日だ」。と語ったと言う。