【群馬県警】警察官による小学生誘拐事件でなぜか漫画家へ責任転嫁 (1/2ページ)

東京ブレイキングニュース

【群馬県警】警察官による小学生誘拐事件でなぜか漫画家へ責任転嫁
【群馬県警】警察官による小学生誘拐事件でなぜか漫画家へ責任転嫁

 群馬県警の警察官が小学生の女児を誘拐しようとした事件で、警察のあまりにも愚か過ぎる責任転嫁が始まっている。この事件は逮捕当初から「中年男性と女児が出て来る電子書籍を読み、そういう事もあるのかと感化され抑えられなくなった」など、さも電子書籍やマンガの影響だと言わんばかりの報道内容だったのだが、ここに来て捜査状況などではなく「逮捕された犯人が読んでいたマンガの作家名」がばら撒かれ始めたのだ。

 この事件には、世間の人々が等しく恐怖を感じるであろう軽視できない要素が多い。例えば犯人の巡査がどうして女児を知ったのかという点。捜査の中で、犯人が女児の名前を呼び、父親の名前を口にし、信用させて連れ去った事が明らかとなった。では犯人はどこでその名前を知ったのだろうか。地元住民の証言によると、犯人は日頃から被害女児の住む地域を何度もパトロールしていたらしく、巡回連絡カードに記載された家族構成などの情報を悪用したとする線が濃厚(むしろそれ以外に知る手段が思い当たらない) と言われている。巡回連絡カードとは、地域住民の安全を守るため、家族の名前や緊急の連絡先などを書き込んでおくもの。住民らは警察を信用して自らの、そして家族の個人情報を預ける訳で、それを小学生女児の誘拐に使うなど言語道断である。

 今回の事件で注目し、また強く非難すべきは、こうした警察権力の悪用であろうにもかかわらず、どうして電子書籍やマンガ家の名前など、どうでもいい情報を流布させようとするのか。警察の思惑に乗っていらない情報を垂れ流すメディアもメディアである。この事件では動機がどうの以前に、国民の信頼を裏切る行為を働いた警察官と、きちんと教育を施せなかった、そして管理できなかった警察組織を非難すべきであって、マンガ家の名前など最も優先順位の低い情報だ。

 また、この件で電子書籍やマンガを悪玉に仕立て上げる愚行は大きな危険をはらんでいる。簡単に言うと「真の病巣を見落とす」のだ。 そもそも論として、問題となった電子書籍を読んだ人間が1,000人いたとして、その内の1人が犯罪に手を染めたと考えるならば、同時に「999人は女児を誘拐しようなどと思わなかった」とも考えねばならない。

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