よく似た缶チューハイ『本搾り』と『こくしぼり』は一体どちらが美味しいのか? 飲み比べてジャッジしてみた! (4/7ページ)

おためし新商品ナビ

記者はオトナなので酒としての完成度を考えて、バーでサーブされてもおかしくないこくしぼりのスマートさを推す。チューハイで気取ってどうする!? という声が聞こえなくもないが、アルコール飲料としての完成度という観点から、果実が勝ちすぎるのもどうかと思うからである。

続いて、オレンジ対決に移ろう。


■第2ラウンド・オレンジ対決
『本搾り』 オレンジ(アルコール5%/果汁45%)
VS
『こくしぼり』 オレンジ(アルコール4%/果汁37%)
IMG_8113
次なる対戦はオレンジ。泡立ちに違いは感じられなかった。どちらもトプトプと、まるでオレンジジュースのようなとろみがある注ぎ心地。色味はやはり本搾りの方が混濁ぶりが強く黄色味が強い。こくしぼりはオレンジ色そのもの。
香りと味には、大きな違いを感じた。果実感が押し寄せてくるようにすごい香りだが同時に雑味も感じる本搾りに対して、香料を使っているせいか際立ったオレンジ風味がさわやかなこくしぼりという対照的な結果。
本搾りは炭酸がジュワジュワと口内に入り込んできて、果実酒の趣きが強い。果汁45%は伊達じゃないなと思う。一方こくしぼりは控えめな炭酸で、これまたスマートにまとめたなという感触。果実味は低いが、オレンジのフレイバーは強い。このバランスはまさに各メーカーのテイスターの目指すところの違いなのだろう。

トータルの印象としては、どちらもオレンジの果実感を強く感じられた。現地のもぎたての果実を味わうか、洗練されたリゾートで選別された果実を味わうかの違いだと思う。
この軍配ははっきり言って難しかった。野性の血が騒ぐ本搾りとインテリジェンスを感じさせるこくしぼり。

「よく似た缶チューハイ『本搾り』と『こくしぼり』は一体どちらが美味しいのか? 飲み比べてジャッジしてみた!」のページです。デイリーニュースオンラインは、こくしぼり本搾り比較缶チューハイカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る