よく似た缶チューハイ『本搾り』と『こくしぼり』は一体どちらが美味しいのか? 飲み比べてジャッジしてみた! (6/7ページ)
あとからライムを絞っているはずのこくしぼりだが、そんなに大きな違いはない。
口に含むと、本搾りは果皮の苦味がガツンと押し寄せる。こくしぼりはライムで苦味を抑えこんでレモンの酸味を際立たせる手法を取ってきた。炭酸はビリビリとした本搾り、後からソフトな炭酸感が襲ってくるこくしぼりと、これまた比べづらい。
単純に苦味が平気な人は本搾り、苦手な人はこくしぼり。レモンとライムの合わせ技で実現している酸味を味わいたいなら文句なしにこくしぼりだ。レディースなら酸っぱさが心地よいこくしぼりを選ぶんじゃないだろうか。軍配は難しすぎる。アルコール感は低いがワイルドな本搾り、スマートだけどパンチに欠けるこくしぼり。今の気分でだけ言わせてもらえばあえて先発品の本搾りを選ぶ。何故ならやはり後発品の方が研究する時間がたっぷりあり(10年以上も!)、記者は男性なので男らしい飲み口のものを気分的に選びたくなるからである。
■『本搾り』VS『こくしぼり』 総評
果汁感あふれる缶チューハイ対決。結果として2勝1敗で『本搾り』の勝利としたが、やはりその決め手となったのは、香料、糖類などの添加物だったと思う。
こくしぼりは10年以上の先発品の研究を経てのリリースだったわけだったから、やはり無添加で対決して欲しかった。