トヨタがメキシコ・中国に新工場を建設・・・動き出す世界戦略 (2/2ページ)
■ メキシコ新工場でカローラを生産(2019年稼動)
メキシコ生産では日産自動車が先行、昨年にはホンダやマツダも相次いで新工場を立ち上げている。
トヨタとしては今後も緩やかな成長が見込まれる北米市場での競争力強化のため、カローラの生産をメキシコ新工場に移管する。(生産能力 約20万台/年、総投資額 約1,200億円)
■ 中国の生産能力増強(2017年内)
VWなどが販売台数を伸ばしている中国では広汽トヨタの生産ラインを増設、革新的な生産技術を導入すると共に既存設備の有効活用など、将来の能力拡大を視野に入れた、賢い工場づくりを行う。(生産能力 約10万台/年、総投資額 約525億円)
そしてこれら一連の活動の中核をなすのが『Toyota New Global Architecture(TNGA)』だ。
プラットフォームやパワートレーンユニットを刷新してモデル間で共用、生産を効率化する。
『TNGA』ではクルマの基本性能や商品力を飛躍的に向上させることを目標に、グルーピング開発による部品・ユニットの賢い共用化を通して20%以上の開発リソーセス削減見込んでおり、今後は地域を問わず全世界で展開、レクサス系でも共用可能な部位にはとりいれていくとしている。
ここ数年間に渡り、世界販売台数で2位の独VWを抑えて首位を維持しているトヨタだが、背後には米GMも含めて年間1,000万台規模の販売力を持つ強豪が首位争奪を虎視眈々と狙っている。
そうした中で2009年に米国で発生した品質問題を機に台数を追う経営から卒業したトヨタが今後どのように世界で戦っていくのかが大いに注目されるところだ。
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