競争激化で各社必死なのはわかるが、最近の葬儀屋の過度なサービスが目に余る件 (2/2ページ)
私の祖母たちのように、心筋梗塞や認知症を発症してからでは遅い。
■自分の死後に起こりえる余計な心配を取り除きたい
最近母から聞いた話になるが、生前整理に関する話がある。
私の母方の伯父の長兄が亡くなるときのことである。ある日、本人がおもむろに、気に入った自身の写真を出してきたのだそうだ。そのおかげで、伯父の長兄の葬儀に使う遺影を選ぶ際には困らずに済んだそうだ。さらに伯父の長兄は、自身の人生の記録をビデオにまとめたものを、私の伯父のもとへ送ってきたのだという。
伯父の長兄は人生の節目にはビデオにより記録をとる習慣があったそうだ。今からして思えば、それは本人が死期を悟っていたためにとった行動だと思える。本人の生前整理とも思える行動により、伯父の長兄の遺品整理は楽だったようだ。
このエピソードを聞いて思ったのだが、葬儀のシミュレーションを行うことも生前整理を行うことも、その心理は根底が同じなのでないだろうか。そう考えると、おそらく葬儀のシミュレーションをするサービスは、「生きている間に余計な心配事を無くしておきたい。その思いを酌んだサービスだと思えてくる。
■葬儀は、結婚式のように事前に日取りを決めることが出来ないからこそ早めな準備が重要
結婚式の思い出は一生もののはずである。
だからこそ事前に細部にわたり打ち合わせを行う場合も多いのだろう。しかし結婚式の思い出が一生ものなら葬儀の思い出も一生ものといえる。ただその思い出を作る日が人生の最後に来るというだけである。結婚式は事前に本番の日時を決めることができるが葬儀はそうはいかない。決められるのはリハーサルの日程までである。それならば、本番はいつ来るかわからないができるところまで準備しておこうと考えるのかもしれない。このサービスは、私には「備えあれば憂いなし」の究極の形に思える。