インターネットから始まる、新しい映画のつくり方 #1 書籍編 (3/7ページ)
何をやっても「これは、果たして相手に伝わる映画なのだろうか」という問いが頭に浮かぶ。もし、知識や思考が豊富だったら、もっと良い(そのシーンに最適な)映像が撮れたのかもしれない。撮影だけでなく、脚本や編集も同じです。そういった後悔や不安が日々蓄積されていきました。
どんどん映画をつくって経験を積むことで「自分たちが持っていないもの」が明確に浮き上がってきたのです。だから誰でも最初は、それを知るためにも、まずはやってみることが大事だと思います。必要なことは、自ずとわかってくる。わかったら、それを学べばいいだけだと思います。
映画づくりのベースとなった4冊
では、どうやって学べばいいのか。とりあえず、僕はたくさん本を読んでみました。映画についての本やそれ以外の本、わけへだてなく読みました。そして今、それらの本が自分のベースになっていると感じる時があります。そこで得た知識が自分の行動にコネクトしてきたのです。
映画の基本は独学で学べると確信しました。今回は、自分が読んできた中で特に「読んでよかった」と思えたものを紹介したいと思います。
アカデミー賞を獲る脚本術

脚本こそが映画の骨格です。その映画が伝えたいこと、やりたいことが、それにはすべて書かれています。”設計図”とも呼べるかもしれません。それがもろいと、作品自体の方向性があやふやになることもあります。スタッフやキャストと作品のイメージを共有するためにも、脚本は欠かせません。逆に言えば、脚本がうまくつくられていればいるほど、撮影以降の行程が楽になり、柔軟性を生み出す余地ができます。