【実話】フリーランス事業を法人化してわかったお金のこと (1/3ページ)
私は学生時代にフリーライターになり、以後、ライターの仕事と編集の仕事をフリーランスで請け負うようになったが、2010年、飲み屋で知人と意気投合してノリで会社を立ち上げることになった。それが、クラウドブックス株式会社である。
・フリーランスとは勝手が違う部分にとまどう
当時、元年と言われていた電子書籍を中心に手がけていこうという意気込みが社名に表れているのだが、電子書籍が収益的に全く割に合わないという事実に加え、共同出資だった役員同士で意見が割れまくり、1カ月ほどで空中分解した。
最終的に、役員から株券を買い取り、代表取締役だった私の個人事務所として、クラウドブックスはリスタートすることになった。
全く準備をせずに法人化してしまったので、初期はフリーランスとは勝手が違う部分にとまどうことも多かった。お金に関しても例外ではなく、意外とかからなかった費用もあれば、ボディーブローのように効いた費用もあった。
小規模法人の立ち上げを視野に入れている人のために、今回はそのあたりをシェアしたい。

・決算費用は仕訳ができればローコストになる
私は経済学部出身で自分で会計の仕訳ができることもあり、フリーランス時代は自分で青色申告をしていた(フリーランスでも、税理士に20万〜30万円ほど払って確定申告を丸投げしている人はけっこういる)。
会社の仕訳も、基本は複式簿記で、青色申告と一緒である。ただ、決算関係の書類は難解で、仕訳からどんな決算書をつくればいいのか全く意味がわからなかった。
知人に税理士を紹介してもらうことも考えたが、弊社の仕訳は経費処理と月5回程度の入金のみなので、仕訳作業自体は、会計ソフトを使えば余裕だ。