歴史に埋もれた日本の「戦後タブー」 (5/5ページ)

日刊大衆

警察予備隊から保安隊、自衛隊へと徐々に拡大していく道を選びました」(同)

その結果、戦後70年経った今に至るも、国防を米国に依存する歪な国家から抜け出せないでいるという。
「しかし、政界引退直前、欧米を外遊した吉田元首相は、それまでの政治信条とは真逆の"軍備の必要性"を痛感。吉田学校の池田勇人や佐藤栄作両元首相に再軍備の必要性を説いています」(政治記者)
竹島が日本領土の確たる証拠

吉田元首相に再軍備を迫るきっかけとなった朝鮮戦争だが、それが実は竹島問題にも密接に関係していた。
それが最後のタブー・竹島問題に隠された嘘である。

「どちらの国が先に島を発見したとか、どちらが先に住み着いたなどは、紛争過程にある世界中の国々が、それぞれに"正論"を持ち、片方だけに軍配は上げられません。ですが、この竹島については確固たる証拠が存在。そこで竹島は日本領であると明確に定められています」(外務省関係者)

それが、ラスク書簡だ。
これは、第2次世界大戦後、対日講和条約を起草中だった米政府に、韓国が「竹島、波浪島を韓国領とする」との要望書を提出。これに米政府が最終回答とした文書が、米国立公文書記録管理局にある。

同文書で
「竹島は朝鮮の一部として取り扱われたことが決してなく、1905年頃から島根県隠岐庁の管轄下にあり、この島はかつて朝鮮によって領有権の主張がなされたとは見なせない」
と、米側が韓国政府の要求を一蹴しているのだ。

「この回答に業を煮やした韓国政府は、突然、"李承晩(りしょうばん)ライン"を宣言し、竹島を自国の領土と強引に主張。以後、竹島海域での漁業は韓国漁船以外行えず、違反した日本漁船は韓国側によって臨検、拿捕、接収、銃撃を受け、実際に日本の漁船員が殺害される事件まで起きています」(同)

国際問題評論家の小関哲哉氏が言う。
「当時、米国はアジア各国のパワーバランスを考慮。領有権については、お茶を濁すことが多かった。そこに、韓国の初代大統領・李承晩が付け込み、勝手に竹島を自国領土とした。結局、韓国は戦勝国として、なんらかの"戦果"が欲しかっただけで、"無人島の一つくらい取っても問題にならないはず"と思って領有権を主張したんです」

その李承晩失脚直後の1960年には、当時、駐日米国大使だったマッカーサーが、米国務省に機密電文3470号を送り「竹島を日本に返還させること」を、強く進言している。ただし、いまだ無法者たちは聞く耳を持たない……。

戦後、日本を舞台にしたこれら隠されたタブーの数々……。さて、あなたは近現代史の闇を、どう読み解きますか?

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