暴力団排除条例で足を洗った元ヤクザの嘆き「このまま落ちていくだけだよ」 (1/2ページ)
筆者の目の前に2人の初老の男性がいる。眼光は鋭く、周辺を威圧する感じには見えるが、彼等は今はカタギだ。1人は4月11日の『ニコ生タックルズ~ヤクザとは何か』(http://ch.nicovideo.jp/hisada)に出てもらったA氏。ヤクザ歴40年で20年以上も刑務所に務めていた人物だ。もう一方のB氏も同じ組織に属していた人物だが、事情があり10年ほど前にカタギになっている。2人とも小指がなく、今の生活は悲惨の一言だ。
現在のA氏にはヤクザを40年やっていたというのに形として残った財産は一切なく、仕事もしていない。昼間は病院などで時間を潰し、夜は友達も少ないため時間を持て余している。B氏は懲役から帰ってきたら自分の舎弟がシノギを全部奪っていて後の祭り。家族からも見放され、ドヤに暮らしている。2人とも共通しているのは生活保護で食っているという点だ。そんな二人に話を聞いた。
◇◇◇
――ヤクザになる人間は数多くいますが、これまで自分の辿ってきた道は正しかったと思えるか?
A「間違ってましたよ、ヤクザやって何も今残ってませんから」
B「私は間違ってたとは思っていません。自分のやりたい事をやって今の結果ですから」
――2人とも正直、今の生活はあまり良くないが。
A「良くないですね、だけどヤクザやっていた時もこんなもんですよ」
――Aさんは先日、『ニコ生タックルズ』に出演した際に「いい車乗って、いい女連れて、いい服を着るためにヤクザになった」と言っていたが、実際にそんなこと出来る人間は多いのか?
B「ヤクザは見栄の商売だからね。金がなかったら外に出なければばいい。いい車乗っても金がなくなれば売ればいい。だけどそんな事したらあいつは終わった、と噂が広がるけどね」
――Bさんは懲役から出てきて、ずっと今の状態なのか?
B「出て来て帰る場所が無いから更正施設に入って......そこから今のドヤに住んでいる」
――人生を舐めていたとは思わないか?
A「今のような生活は正直、想像はしていなかったよね。