【年金情報流出】職員のメール禁止?年金機構の「見当違い対策」に高まる不安 (3/3ページ)
それの方がいくらかマシである。
最後に、例として「絶対に外部にデータを漏洩する訳にいかない会社」がどのように情報を守っているか紹介しよう。取り上げるのはAVメーカー(及び編集所)だ。AVはモザイクをかけねば国内に流通させられないので、撮影したデータを社内のPCに取り込んで編集作業をする。しかし修正前のデータが外部に漏れ、バラ撒かれては大問題なので、万が一を考えて編集用のPCはネットワークから外しておく。ただし、映像や音声のフリー素材などを共有する必要があるため、編集用PC同士をネットワークで繋ぐ事はあるが、外部または外部と繋がっているPCとは絶対に繋がない。これは2000年頃にはすでに「そうしましょう」と当たり前の事として行われていた最低限の防御法だ。
税金で食っているご身分のクセに、そしてだからこそより重要な情報を扱っているクセに、AVメーカー以下の対策しか講じられないとは、日本のお役所には責任や恥という概念がないのだろうか。
Written by 荒井禎雄
Photo by 日本年金機構ホームページ