UIデザインからスマートウォッチの今を考える「UI Crunch #5」 (6/6ページ)

FUTURUS

ただ、発売当初に出てくるものは既存のiOSアプリのApple Watch対応のものが多いだろうという予想から、それとは逆のアプローチで“ウェアラブルファースト”のアプリを作るというのが狙いだったそうだ。

そのなかで完成したこの『Dingbel』はコミュニケーションアプリだ。送受信できるのは “ポジティブ”、“ネガティブ”の2種類のみで、送ってきた相手との距離が分かるというもの。

例えば朝起きたときに親しい人に送ったり、ランチに行くタイミングで送ったりと、メール等をするまでもないことや、ただ「すぐに気づいて欲しいとき」などに使う。

UIとしては送りたい相手の顔を選んで1タップでポジティブ、2タップでネガティブという、小さい画面で無理に選択肢を作らず即時性が高くなるようにデザインされている。また余計な要素を廃し、なるべくタップできる領域を広く作ることで送信のしやすさをかなり意識しているとのことだ。

ただ一方で、実装したくても現状のWatchOSでは実現出来ない機能も多く、今後の課題として“OSサイドのサポート”が望まれるものも多いとのことである。

このように現場の開発者やデザイナーから、専門家まで様々な立場の方から今回「ウェアラブル」と「UI」というキーワードをベースにした多様な話を聞くことができた。

今後大きく変化していく分野であろうウェアラブル、そしてその先に続くIoTで人とデバイスはどのように関わっていくのか。“UIはその間で重要な役割を果たす”とともにニーズも高度になり、より高いレベルでのデザイン・問題解決が求められてくるだろう。

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