全国で急増中、引きこもり支援施設が裏社会の新たなシノギになるか (2/2ページ)

東京ブレイキングニュース

そこを安く修繕して、シェアハウスのようにいくつかの小さい部屋に分けて、簡易ベッドを置けば完成。あとはホームページで引きこもりを支援します、とかおいしい言葉を並べれば入居者はすぐに集まってくる」

――この施設は国から認められている組織なのか。

「そんな国から認められるようになったら儲けが少なくなるでしょ。収支もキチンと報告しなければいけないし。それにNPOって非営利団体でしょ、うちは儲かる為にやっているから、普通に法人登記してるだけだよ。あと、物件の登記を『寄宿舎』にするとか、正規の手順を踏めば、法律的にも問題なく運営ができる」

――どの様な人間が入居しているのか。

「うちは17歳から30歳までの引きこもりで、畑仕事に耐えられそうな奴限定。つまり、カラダは健康そうな奴ってこと。心と体の両方が病んでるような奴は入寮を断っている。親の金で入ってくるケースがほとんどだな。口が軽くて泣きを入れそうな奴もうちの実態を見ると口が固くなるよ(笑)」

――実際に引きこもりから脱出はできるのか。

「できるよ。うちは厳しいから。うじうじしてた奴も数ヶ月いれば人間が変わった様に逞しくなる。うちはヤクザの部屋住みより全然厳しいからな。手は出さないけどやる事をやらないと毎日行う集会で下からケツ捲られちゃうから。これはよく少年院とかでやる方法なんだけどな。だから最初に入った奴は一生懸命にやるし、後から入った人間は下からケツ捲られないように一生懸命にやるよ。そうやって入寮者の上下関係を厳しくすることで自然と規律が身に付いてくるんだよ」

――管理体制はどうなっているのですか?

「住み込みの管理人夫婦が主にやっている。元々うちの若い衆だけどな。見た目がいいから、うまく回っている。それと精神科だけど、ちゃんとした医者が嘱託医として構えている。救急の場合は町の救急病院に駆け込む。今まで何の問題も起きていない」

――このような施設はあってもいい。しかし、裏社会の人間が一つのシノギとしてやるのはいかがなものか。

「シノギは早い物勝ちだから。見つけた俺たちが勝ち組だってだけのことだよ」

◇◇◇

 以上が、ある「ひきこもり支援施設」の実態だ。どこか「貧困ビジネス」のようであるが、その実態は違う。

 貧困ビジネスの本場、大阪では取り締まりが強化され、ある区役所では支給日に保護費を金貸しに取られるのを防ぐ為に警察官を配置しているほどだ。食事付きで生活保護費をほとんど搾取してしまう古典的な「貧困ビジネス」も少なくなっており、それにとって代わる新たなシノギとして今後増えていくことが予想される。何か大きな問題が起こる前に何らかのガイドラインが必要だろう。

Written Photo by 西郷正興

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