食うか、食われるか。『人喰いのすすめ』 (1/5ページ)

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食うか、食われるか。『人喰いのすすめ』
食うか、食われるか。『人喰いのすすめ』

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 食べ物に関するガイドブックは、巷にあふれている。ミシュランのような有名どころから、庶民的なハンバーガーに至るまで、この手のガイドは日々ネット上に氾濫している。

 そんな中、アントニオ・キャスコス・チャミゾが一風変わったフードガイドをネット上にて公開した。タイトルは、『食うか、食われるか。人体解体図つき人喰いのすすめ。マンゴータルタルソースがけ人肉ミンチ料理と、人肉テンダーロインのりんご果汁煮のレシピつき』である。

 

 『人喰いのすすめ』の中には粘土で作ったこんな人肉料理が出てくる。

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 こんなおぞましい本を書いてはいるが、チャミゾが実際に人喰いをしているわけではない。スペイン生まれのオスロ国立美術アカデミーの卒業生だ。このガイドブックや、本物の毛髪のついた人体そっくりの器は、彼の博士号プロジェクトの一部だ。

 彼のプロジェクトの一番悩ましいところは、人喰いを正当化するかのような手ごろな統計データを示した部分だ。ガイドブックによると、平均的な人体は、ほかの人を約1ヶ月まかなえる肉の量や、60人のおとなが必要とする日々の栄養素に見合うタンパク質を有しているという。

 さらにこのガイドは、アメリカやヨーロッパには、人肉を食べてはいけない直接の法律はないことに注目している。意欲的な人喰いたちにとって、殺人はたいしたことではなくなるかもしれない。

 チャミゾと接触して、人肉にしてもほかの動物の肉にしても、肉を食べるということを取り巻く複雑な事情について話を聞いた。彼は決して人肉を喰らう精神病質者ではない、ノルウェー、オスロに住むただのナイスガイだ。
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