8・12安倍談話 庶民が知らない 「裏交渉」スッパ抜き! (4/5ページ)
また、中国は上海株の下落騒動で見られたように経済が不調ですから、さらなる日本の対中投資も要請したはずです」(同)
もうひとつの"反日大国"韓国については、「"親分"中国にならうため、放っておいてもよしと判断した」(同)という。
"最大の障壁"になると思われた中韓と事前に"手打ち"が成立した今、談話発表に憂いなし……と思いきや、安倍首相には意外な"強敵"がいるという。
これまで安倍首相の"後見人"として憲法改正路線を支持してきた読売新聞グループ本社会長(兼主筆)の渡邉恒雄氏だ。御年89歳になる"ナベツネ氏"が、安倍談話に「ノー」を突きつけているというのだ。
"安倍VSナベツネ"バトルの火蓋が切られたのは4月22日。首相の70年談話に、渡邉氏は同日付の読売新聞社説で、
〈"侵略"に言及しないことは、その事実を消したがっているとの誤解を招かないか(中略)70年談話はもはや、首相ひとりのものではない。日本全体の立場を代表するものとして、国内外で受け止められている〉
と、「侵略、植民地支配、反省」の文言を省こうとする安倍談話に、真っ向から異議を唱えたのだ。
"蜜月時代"が終焉した理由
永田町関係者が明かす。
「ナベツネさんは、自社の社員を安倍談話の内容を検討する有識者会議である『21世紀構想懇談会』に送り込んでいます。さらに、懇談会の北岡伸一座長代理は、読売主催のシンポジウム常連の"読売文化人"として知られています。その北岡氏は先の大戦について"安倍首相に『日本は侵略した』と言わせたいと思っている"と述べています。意外でしょうが、談話に"侵略"を盛り込むよう働きかけている"黒幕"はナベツネさんなんです」
渡邉氏が"過去の謝罪"にこだわるのは、自らの戦争体験(終戦時、陸軍二等兵)も影響しているという。
「ナベツネさんは、軍隊に入り、上官からいじめられたと言っています。昨年の『文藝春秋』9月号に発表した『我が体験的靖国論』からも戦争アレルギーがよく分かる。