8・12安倍談話 庶民が知らない 「裏交渉」スッパ抜き! (2/5ページ)

日刊大衆

強烈なリーダーシップを見せつけたいということでしょう。また、20日には首相自らがフジテレビに出演し、安保法案への理解を呼び掛けています」(前出の記者)

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。
「新国立競技場建設は、森喜朗元首相の"案件"。安倍首相にとって森元首相は同派閥でもあり、師匠筋、頭が上がらない人ですからね。それでも、見直し指示をして建設に待ったをかけたのは、下がる一方の支持率に歯止めをかけたい首相の焦りにほかなりません」

"打てる手は打った"感のある官邸。あとは粛々と安保法案の参院通過を目指す……といきたいところだが、安倍首相には今夏、もうひとつの"正念場"が待ち受けている。

それが、政権発足当初から折に触れ口にしている「戦後70年談話」、いわゆる「安倍談話」である。
首相談話といえば、村山富市首相(当時)が戦後50年(1995年)の節目に発表した「村山談話」と、小泉純一郎首相(当時)の戦後60年(2005年)の際の「小泉談話」がある。
「もうひとつ、宮沢内閣で河野洋平官房長官が発表した"河野談話(93年8月4日)"が有名だが、これは91年に韓国の元慰安婦らが日本政府に賠償訴訟を起こしたことに対する"日本側の回答"という意味合いが強い。最近の調査で、韓国側の"言い値"で談話を作成していたことが判明しているし、閣議決定を経ていないため、村山、小泉両談話と同列に論じることはできない」(自民党中堅議員)

それでも、河野元官房長官は村山元首相と6月9日に共同会見を開き、両談話を踏襲するよう、安倍首相にクギを刺している。果たして安倍首相は、過去の談話を踏襲するのか?
「昨年3月の衆院予算委員会で"安倍内閣で両談話を見直すことはない"と明言しています。これは"踏襲する"という意味でしょう。ただ、両談話と同じように"植民地支配、侵略、心からのお詫び"といった、いわゆる"謝罪3点セット"を盛り込むことは100%ありません。安倍首相は"同じ文言を入れるのであれば談話を出す必要はない"と関係者に打ち明けていますからね」(官邸詰め記者)

安倍談話は、「首相が伊勢神宮で行った年頭会見(1月5日)が下地になる」(同)という。首相は伊勢神宮の会見でこう述べた。

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