ラスベガスのきらびやかな世界の裏側にひっそりと点在するネバダ州6つのゴーストタウン (2/7ページ)

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・1. ベルモント ネバダ州ナイ郡


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廃墟となったベルモント裁判所 image credit:Famartin/CC BY-SA 4.0

 ネバダ州のほかのゴーストタウンと同様、ベルモントも銀の新興都市だった。1866年に町ができてから急速に発展し、20年もたたないうちに本格的な町になった。

 ナイ郡に位置するこの町には、ミュージックホール、コスモポリタンというホテルがあった。しかし、ベルモントの栄華は長くは続かなかった。銀を掘り尽くし、銀の価格が変動したこともあって、町の財政が立ち行かなくなった。1900年代始めには、町はすでに廃墟への一途をたどっていた。

 急激に発展したものの、短命な栄華だったせいか、ベルモントの建物は驚くほどきれいに残っている。ほかの建物が半分瓦礫になっているのに比べて、裁判所、バー、いくつかの工場はまだしっかり全体が残っている。

 トクィマ山脈の懐にひっそりとたたずむこの小さなゴーストタウンには、ファンも多い。復興グループが町の保存活動をしていて、メインストリートだった場所に当時の時代に即した宿がオープンしている。町の憩いの場で初めてのバーだった、ダーティ・ディックのバーも復活している。
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