ラスベガスのきらびやかな世界の裏側にひっそりと点在するネバダ州6つのゴーストタウン (3/7ページ)

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・2. セント・トーマス ネバダ州クラーク郡


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セント・トーマスの廃墟 image credit:Jkotto/Public Domain

 1860年代、少人数のモルモン教徒のグループが入植して創設された町。行政が前年の税金も含めて住民に減税して人を集めた。しかし、州が要求していたゴールドを採掘することができなくなり、町は1871年に廃墟と化した。

 その後何十年かは人が住んだり住まなかったりしていたが、フーバーダムの建設に伴い、コロラド川の水位が上昇して新たな湖が出現し、セント・トーマスは完全に水の底に沈んだ。

 今日、急激な水の消費のせいで湖の水位が下がって、再びセント・トーマスの廃墟が姿をあらわしつつある。建物の基礎や煙突が水面に現われ、訪れる者にかつての町の面影を思い起こさせている。・3. ネルソン ネバダ州ネルソン


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image credit:wikipedia

 ネルソンはかつてなにかと問題の多かったテチャティカップ鉱山があった場所。ここはゴールド、銀、銅、鉛の宝庫で、南北戦争の脱走兵が住みついていた、ネバダ州でもっとも活気のあった町のひとつだ。

 いかがわしい連中に加え、土地をめぐる争いのせいで、暴力沙汰が絶えず、多くは殺人にまで発展した。さらに、エルドラド・キャニオンからの頻繁な鉄砲水のせいで、まもなくネルソンから人の姿が消えた。
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