愛にも嘘は必要か? 高橋一生インタビュー「嘘」編 (1/4ページ)

マイナビウーマン

愛にも嘘は必要か? 高橋一生インタビュー「嘘」編
愛にも嘘は必要か? 高橋一生インタビュー「嘘」編

2017年、ドラマ『カルテット』をはじめ、大河ドラマ『おんな城主 直虎』、連続テレビ小説『わろてんか』などに相次いで出演し、全国区の人気俳優に登りつめた高橋一生。その人気っぷりは、出番を終えるたびに「一生ロス」という言葉が女性たちのあいだで囁かれるほど。

そんな彼の次作『嘘を愛する女』(2018年1月20日公開)は、恋人の嘘に翻弄された女性がすべてを失った果てに知る「本物の愛」を描いたラブストーリー。

一流企業に勤める完璧なキャリアウーマンの川原由加利(長澤まさみ)と、その恋人である小出桔平(高橋一生)。幸福な日常の中、桔平がくも膜下出血で倒れて昏睡状態になったことをきっかけに、その職業はおろか、名前すらすべて嘘だったことがわかる――というショッキングな展開で幕をあける。

「すべてが嘘だった男」を演じた彼に、「嘘」と「愛」という2つのテーマでインタビューを敢行。今回は、「嘘」編のインタビューをお届けする。

その嘘に悪意があるかどうか、そこが大事

すべてを嘘で固めて生きる男・小出桔平という人物を、彼はどう理解したのだろうか。

「いくら嘘で自分を固めているといっても、過去と現在で人格や見栄えを別人のようにはしたくありませんでした。過去から現在まで一貫した人物像にすべきだと思ったんです。そうしないとどこか詐欺っぽく見えてしまうと思ったので」

そして、「そこに悪意があるかどうかはとても大事なことだと思う」と話す。

「桔平が過去や今の状態を偽っていることについて、僕自身感情移入できました。自分だけは役の味方になってあげたいという想いが心のどこかにあって」

そんな彼に「もし自分が桔平の立場だったら、恋人に嘘をつき続けると思いますか?」と訊いてみた。すると、どこか俯瞰した物言いで「これは時間を味方につけるしかないと思うんです」と、穏やかな表情が返ってきた。

「タイミングだと思うんです。きっと、真実を告げるタイミングが桔平にはなかったんだと思う。2人の関係が進展しそうになると、よけい言いづらくなってきます。もしかしたら大事なものを失ってしまうかもしれないという恐怖もあるだろうし。

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