マーベル映画の達人・杉山すぴ豊さんに聞いた! MCUの魅力は人間くささにあり? (3/7ページ)

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――それも共感しやすいポイントなのかもしれませんね。

マーベル映画の魅力とは?

――MCU(※1)作品は2008年公開の『アイアンマン』から『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで延べ22作品に及びますが、こうしたマーベル映画の魅力は何でしょうか?

杉山さん 杉山さん やはりヒーロー物ですからヒーローたちがどんな風に活躍するか、アクションが魅力でしょうね。CGもすごいですし、アクション映画ならではのスカッとした爽快感が味わえます。ストーリーも面白く、ヒーローものらしくどのような展開であっても道徳的なエンディングを迎えるので誰もが楽しめます。

あとは「ヒーローたちの人間くささ」が描かれているのも魅力です。活躍する姿だけでなく、彼らの日常や情けないところも描いている。それがリアリティーを引き出しています。
あとあのキャラをどんな俳優が演じるのか、も楽しみです。キャスティングが本当に素敵だから。

――人間くささはマーベル作品の魅力ですが、映画でもしっかりと描写されているのですね。

杉山さん 最初にアベンジャーズが集まったときの微妙な空気なんて、現実の会社の会議と同じですよ。「実際にヒーローがいて初めて対面したときはこうなるだろうな」と思えますからね。
ヒーローも一人の人間ということをちゃんと描いているからこそ、見る人が共感できるのだと思います。完全無欠のヒーローだとつまらないですから。

――そうした日常の描写があることで、活躍するシーンが際立つのかもしれませんね。

杉山さん ほかには、どのヒーローにも見せ場があるのも魅力です。アベンジャーズにはいろんなヒーローがいますが、スペックに関係なく、それぞれが自分の個性を生かし、強い使命感を持って自分のするべきことをしています。

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