長嶋茂雄が大谷翔平に「ミスタープロ野球」DNAを伝授! (3/6ページ)

日刊大衆

打者としても、3年時のセンバツ大会では、藤浪晋太郎(現・阪神)からホームランを打っています」(高校野球専門誌記者)

 大谷が藤浪からホームランを放った試合は、王貞治ソフトバンク会長も観戦していたという。「王さんは、“彼は打者として大成するはず。僕のホームラン記録を抜くことができるかもしれない”と絶賛していました。一流は一流を知る、ということですね」(王会長に近い関係者)

 それでも、王会長がGMを務めるソフトバンクは、2012年のドラフトで大谷を指名しなかった。「大谷の才能に目をつけたドジャースやレッドソックスが、ドラフト会議前に大谷に接触し、獲得を打診していたからです。本人もメジャー志向が強かったため、“大谷はメジャーに行く”というのが球界関係者の共通認識になっていました。日ハム以外が指名を見送ったのは、そうした理由からです」(スポーツ紙デスク)

 メジャーに行きたいという大谷の気持ちを知りながら指名を強行した日ハム。当初は大谷に門前払いを食らったが、諸葛亮を訪ねた劉備の“三顧の礼”のごとく粘り強く交渉し、ついに入団の同意を勝ち取る。「栗山英樹監督の熱意が通じたんでしょう。球団は、“二刀流への挑戦”と“将来のメジャー移籍を許す”という条件を飲んだとされています」(前同)

 1年目は11回の先発登板で、3勝と負けなし。野手としては77試合に出場し、打率.238、3本塁打、20打点を記録している。「プロで本当に二刀流を実現したわけですが、ルーキーということもあり、投打とも成績は中途半端に終わっています。

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