長嶋茂雄が大谷翔平に「ミスタープロ野球」DNAを伝授! (4/6ページ)

日刊大衆

そのため、球界では二刀流に対する懐疑論が持ち上がり、“打者大谷”“投手大谷”で侃侃諤諤の議論となりました」(スポーツ紙デスク)

 しかし大谷は、周囲の雑音を自らシャットアウトしてみせた。「2年目は先発ローテの柱を担い、24試合に登板し11勝4敗。打っても、打率.274、10本塁打と、“2ケタ勝利、2ケタ本塁打”を実現しました。これで世間を、“本当に二刀流ってできるんだ”と認めさせたわけです」(前同)

 圧巻は4年目の16年シーズンだ。20回の先発登板で、10勝4敗、防御率1.86。野手としては打率.322、22本塁打、67打点を記録。「まさにプロでも“エースで4番”の活躍」(同)という離れ業をやってのけた。「本人は信念を持っていましたが、本当は二刀流に対するプレッシャーも相当あった。“プロなのに、二刀流なんてワガママを言うんじゃない”と憤る球界OBもいましたし、栗山監督だって、“勝ち星が計算できる投手専任で起用したい”のが本音だったはずです。そうしたモヤモヤしたものが、16年のシーズンを経て、すべて吹っ切れてしまったんです」(スポーツ紙パ・リーグ担当記者)

■怪物がさらなる覚醒を

 ひと皮剥けた大谷。そんな怪物が、さらなる覚醒を遂げたのが、この年のシーズンオフに実現した“ミスタープロ野球”長嶋茂雄氏(巨人軍終身名誉監督)との出会いだった。「スポーツ報知の企画で、年末にミスターと大谷が対談したんです。記事は翌17年元旦発売の同紙上に大きく掲載され、反響も大きく、今では“伝説の対談”となっています」(前同)

 “ミスタープロ野球”と呼ばれるレジェンドと、海を渡り球界の歴史に新たなページを刻んでいる若武者。両者の対談は、非常に興味深いものだった。〈(長嶋さんは)テレビの中の人。小さい頃から大スターみたいな感じです。岩手(のテレビ中継)は巨人戦が主。本当に巨人戦ばかり見てました。

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