長嶋茂雄が大谷翔平に「ミスタープロ野球」DNAを伝授! (6/6ページ)

日刊大衆

ファンのために、マスコミなどにサービスするのは大事な要素だよ〉 これが、“ミスタープロ野球”と呼ばれた男が、今も守り続ける矜持なのだ。

■松井秀喜に「大谷は大丈夫か?」と

「6月21日からの東京ドームでのソフトバンクとの3連戦は、王さんの視察が決まっていたため、ミスターはドームに顔を出すつもりでした。ところが、医師団からは外出の許可が得られなかった。“ワンちゃんも、ファンも待っているから行く”とミスターはゴネたようですが、愛娘・三奈ちゃんが“ダメ!”と、ピシャリ。諦めたようですね」(球界関係者)

 そんな長嶋氏は、巨人戦はもちろん、大谷が出場するメジャーの試合をテレビ観戦することが、現在、何よりも楽しみなんだとか。

「愛弟子の松井秀喜に、“大谷は大丈夫か?”と聞いたこともあるとか。松井は“あの体格ならメジャーにもヒケを取りません”と太鼓判を押したようです」(前同)

 メジャーリーグという世界最高峰の舞台に対する憧れは、ミスターにも強くあったという。

 大谷との対談の中でも、〈昭和36年(1961年)、巨人がドジャータウンで1か月キャンプ、オープン戦をやって、ドジャースが日本の野球を見て。それで『長嶋を米国へ行かせて(メジャーでプレーさせて)みないか』と。でも、諸条件が合わなくて結局ダメだった。学生の時からよくメジャーの話をしたり、立大3年時は『メジャーに行ったらどうか』という話もあった〉と、告白している。

 松井しかり、大谷しかり、長嶋氏が後輩に惜しみない愛情を捧げるのは、自身が果たせなかった夢を託しているからなのかもしれない。

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