長嶋茂雄が大谷翔平に「ミスタープロ野球」DNAを伝授! (5/6ページ)

日刊大衆

僕が好きだったのは高橋由伸さん。1番を打っていた時とか。二岡さんもそうですし。その時の監督は長嶋監督で〉(スポーツ報知17年1月1日号より=以下同)

 大谷は、巨人戦を見てプロへの思いを強くしていたのだ。そんな大谷に長嶋氏は、こんな言葉をかける。〈今年で5年目? 大したものだね。高校の時は正直、分からなかった。すごい選手がいると見始めて、『あ、これはすごい選手になるな』と。3年ぐらい前から、すごい投手になるとみていました〉

 王会長が早くから「打者・大谷」を買っていた一方で、長嶋氏はどちらかと言えば、「投手・大谷」を評価していたことが分かる。ただ、打撃に関しても、〈打撃もいいね。背が高い上に、バットの出し方が非常にスムーズ。(球のインパクトまで)短く、前に(フォロースルーが)大きい〉とベタ褒め。さらには、〈悪いところは何もない。外角はレフトへ、内角はライトへ。広さ(打球方向)が非常に大きい。打撃に関しては何も言うことはないね。教え子だったら?  教えることなんてないよ。ないもん(笑い)〉

 大谷も、これには恐縮しきりだったはず。たまらず、長嶋氏に打撃について質問している。すると、長嶋氏は、〈僕の場合は初球から打つ。1ボールからも打ちにいく。2ボールだったら打たないかな…。2ボールになれば打者の勝ち。1ストライク2ボール、1ストライク3ボールの時は勝負〉と、生涯打率.305、444本塁打、1522打点の強打の秘密を惜しげもなく伝授している。

 両者の年の差は実に59歳。それでも長嶋氏は、〈僕と勝負したら、どうだろうね。勝負にならないな(笑い)。160キロのすごい球を投げるから、そう簡単には打てない。バットに当たることは当たるけど、本塁打、安打はなかなか難しい〉と、茶目っ気たっぷり。

 ただ、プロとしての心構えについては、大先輩としてシリアスに語っている。〈やっぱりファンあってのプロ野球。まずファンを大切にする気持ちが必要。(中略)オフも忙しいのは仕方ない。

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