世界三大「説教役者」って? サミュエル・L・ジャクソンらの名説教5選 (3/9ページ)
「若者の未来」を守るための長い長い説教
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(1992年)は、ボストンの全寮制名門ベア-ド高校に通う苦学生のチャーリー・シムズが、元軍人フランク・スレード中佐(アル・パチーノ)の世話をするアルバイトに就くところから始まります。スレード中佐は盲目で自暴自棄になっているのですが、やがてチャーリーとの間に友情が結ばれます。
しかし、チャーリーに危機が訪れます。トラスク校長の愛車にいたずらをした生徒を目撃したため、その名前を明らかにするようにと迫られるのです。校長から友達を売れ、そうすればハーバード大学へ推薦してやる、断れば退学処分と言われます。
休暇明けに全校生徒の見守る公開懲戒委員会にかけられ、校長から追及を受けるのですが……。スレード中佐はチャーリーの保護者として同席し、彼を守るため下のような猛烈な説教を校長に行います。