洗脳。その恐ろしい9の手口と実体の実例

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洗脳。その恐ろしい9の手口と実体の実例

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 “洗脳”という用語はエドワード・ハンターというイギリス人ジャーナリストによって考案されたもので、朝鮮戦争中に中国人が捕虜にしたアメリカ兵を”再教育”する方法を指すものだった。

 この用語はやがて信者を服従させるために心理的手法を用いてきたカルト教団と結びつけられるようになった。心理学者マーガレット・シンガーによれば、洗脳を使用することで知られるカルト教団の信者はアメリカだけでも250万人もいるそうだ。

 カルト教団のみならず、人を服従させるためにこれらの手法を使って洗脳していく国家や団体、企業、個人も数多く存在する。ここではいくつかの洗脳方法をその事例と共に見ていくことにしよう。

・1. 歌や詠唱による洗脳


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 マントラの詠唱は多くの宗教で重要な行為である。特に仏教やヒンドゥー教ではほぼすべての寺院で読経などの何らかの詠唱が行われている。信徒による詠唱から生み出されるハーモニーは強い一体感と仲間意識を芽生えさせる。また心拍数を低下させたり、リラックス効果があったりもする。

 しかしカルト教団などで使用される抑揚に乏しいフレーズを繰り返す行為は、思考を鈍らせ、トランス状態を生み出すよう仕組まれたものだ。そうした状態では暗示にかかりやすくなる上、トランス状態を維持できないと罰が与えられることもある。

 心理学者リンダ・ダブロウ=マーシャルとスティーブ・アイケルは、長期にわたって繰り返し催眠状態を誘発する環境に暴露すると、意思決定力や新しい情報を評価する力が損なわれることを明らかにした。カルト教団による継続的な説教や歌、詠唱は意識を改変させてしまうという。
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