ただ寝られるだけでいい…そんな場所として扱われていた「カプセルホテル」に、近年、そのイメージを覆す革命が起きている。カプセルホテルの客室といえば、プラスチック製の狭い空間で身動きもままならず、ビジネスホテルに比べて居心地は悪かった。それが「カプセルホテルに泊まりたい!」と思う人が続出しているという。
カプセルホテルが、ビジネスホテル以上に注目を集める理由をホテル業界関係者が解説する。
「大都市部に限っていえば、ビジネスホテルの宿泊費が1泊1万5000〜2万円となり、地方企業や個人旅行者にとっては、負担が大きい。かといって相場が3000円前後とはいえ、従来型のカプセルホテルは泊まりたくない。価格的にも空間的にも、ビジネスホテルとカプセルホテルの中間的な宿泊施設が欲しいという要望が強かったんですよ。そうした声に応えるように快適性が高いカプセルホテルが生まれました。それに加え、個性的な室内をウリにしているホテルも急増しています」
例えば、今年4月にオープン予定で、「禅」をテーマにした「ホテル・ゼン・トウキョウ(hotel zen tokyo)」は、各部屋を“千利休の茶室”に見立てた、今までにないコンセプトのカプセルホテルだ。
「ホテル・ゼン・トウキョウを運営する株式会社SENの創業者であり代表取締役の各務太郎氏は、早稲田大学の建築学科を卒業後、電通を経てハーバード大学でデザインを学び、同社を創業。世界中の大都市の地価が高騰していることがホテル業の大きな課題だと気づいた各務氏は、空間を活かせるカプセルホテルに注目しました。それに加え、日本文化の発信です。その両方にマッチしたのが、千利休の茶室をコンセプトにしたカプセルホテルなのです」(経営アナリスト)
同ホテルは、体格のいい外国人にも決して狭さを感じさせない室内になっている。高さは2.2㍍、幅は1.5㍍前後と、従来のカプセルよりもゆったりし、ベッドもセミダブルを採用して快適性も高いという。
「宿泊費は一泊6000〜1万円前後とビジネスホテルよりも割安です。
〈企業・経済深層レポート〉 個性的な客室が続々登場 業界に激震が走るカプセルホテル革命
2019.03.13 06:30
|
週刊実話
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
医療現場の「見えない負担」を減らすには──人手不足の地域医療でAIが果たす役割
TREND NEWS CASTER
2
若者の「梅離れ」に挑む異業種出身社長の逆転発想――規格外梅は資源になるか?産地が直面する「価値再編」
TREND NEWS CASTER
3
工場の外へ広がる「自動化フロンティア」――滋賀の中堅FA企業が挑む”another FA”は普及するか
TREND NEWS CASTER
4
なぜ鼠径ヘルニア手術は「入院」が主流なのか――日帰り年500件超のクリニックの試み
TREND NEWS CASTER
5
地方医療は「治す」だけで維持できるのか、「点」から「面」への分かれ道
TREND NEWS CASTER
6
鎌倉大仏の背中に空いてる〝穴〟の正体 「背部スラスター」との珍説に3.5万人破顔も...真相は?高徳院に聞く
Jタウンネット
7
〝ちいさな夏〟が閉じ込められた風鈴が、ずらり 京都・正寿院の「風鈴まつり」の清涼感がたまらない【6/1~9/30】
Jタウンネット
8
老舗そば店は地域に何を”残す”のか――茨城・常総、66年続く食堂が抱える宿題
TREND NEWS CASTER
9
ハードからソフトへ移行する運送業界 老舗70年企業が進める事業再定義と同族外からの代表交代
TREND NEWS CASTER
10
大好物を見たワンコさん、キラキラお目めで〝喜びの舞〟 可愛すぎる反応に5.4万人もん絶
Jタウンネット