謎現象「楽しい時は短くつらい時は長く感じる」を解明する認知神経科学にハマった理由

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「心理学」と一口に言っても、その領域は多岐にわたります。

今回取り上げる東京大学 大学院 四本准教授の「認知神経科学」の研究は、心理学から神経科学の分野まで、多岐に渡ったもの。四本先生は、人間の知覚の仕組みを、脳の働きにまで踏み込んで明らかにしようとする気鋭の研究者です。特に近年は「時間の知覚」についての研究を進めていらっしゃいます。

今回は四本先生の研究についてご紹介します!

人間の知覚は脳のネットワークによって処理されている!

人間には、視覚、聴覚など外界の情報を受け取り、認知するための知覚が備わっています。

この知覚がどのように脳内で処理されているかについては、さまざまな研究が行われており、徐々に解明が進んでいます。これまでにわかってきたのは、脳のいろんな部位が連携し、ネットワークで知覚処理を行っているということです。

東京大学 大学院総合文化研究科 生命環境科学系の四本裕子准教授は、人間の知覚と脳のネットワークの関係についての専門家で、非常に興味深い研究を行っています。

ブランダイス大学大学院に在籍中には、ヒトの映像記憶がどのように不鮮明になっていくのかを「数理モデル」を作って明らかにしようとする研究を行いました。

また、神経科学的なアプローチを取り入れ、脳波測定、fMRIなど、実際に脳がどのように活動しているのかを計測し、知覚のメカニズムについて光を当てる研究も行っています。

さらに、「時間の知覚」についての研究でも注目されています。「見る」「聞く」などの知覚と違って、人間には時間を測るための器官はありません(見つかっていません)。しかし、人間は時間の経過や長さを感じることが可能です。

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