脳の中には意識の鍵を握る2つのネットワークが存在することが判明(米研究)
2020.03.26 20:30
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カラパイア
意識は人類の最大のミステリーの1つだ。それはなぜ、どうやって芽生えたのか? はたしてそれは実在するのか、それともただの幻想なのか?
答えるどころか、答えを探すことすら難しい難問だ。しかし科学者たちは今、その謎に少しずつ迫ろうとしている。
もっとも最近の成果は、意識が存在するうえで必要不可欠と考えられる、2つの脳内ネットワークの関係が明らかになったことだ。
ミシガン大学(アメリカ)の研究者が『Science Advances』(3月11日付)で発表した研究によれば、「デフォルトモード・ネットワーク」と「背面注意ネットワーク」は相反する関係にあるのだそうだ。
こうした排他的な関係にあるネットワークの相互作用が、私たちが周囲の環境に働きかけたときの体験を素早く内部化することを可能にし、意識を支えているのだそうだ。
・脳内ネットワークが切り替わる瞬間の出来事
例えば、ある晴れた昼下がりにあなたは近所を散歩していたとしよう。歩きながら、ぼんやり週末の飲み会のことを思い出していた。あの話は面白かったなぁ、などと。
すると、何かが衝突したような音が聞こえ、車がクラクションを鳴らしているではないか。どうやら、自転車が車に突っ込み、あなたのほんの10メートル先に放り出されたようだ。怪我をしているようには見えないが、とにかく急いで倒れている人のそばへ駆け寄った――。
このとき、わずか数秒で、脳内のネットワークが切り替わっている。あなたが思い出や空想にふけりながら心の内に意識を向けていたとき、活発だったのは「デフォルトモード・ネットワーク(DMN/default mode network)」だ。
だが、はっと気がつき周囲に意識を向けたときには、「背面注意ネットワーク(DAT/dorsal attention network)」が活発になっている。
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