「ワーケーション」という言葉がある。Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語で、テレワークを活用し、リゾート地などでバカンスを楽しみつつ、仕事を行うことだという。
猛暑にすっかりまいっていた筆者が7月下旬、Jタウンネット編集長に、「ワーケーションを体験したいのですが......」とおそるおそるお伺いを立ててみたところ、「いいですね」と、なんとあっさり了解してもらえた。「ノートPCとWi-Fiルーターは持参します」と、仕事をやる姿勢も一応示したのだが、はたしてどこまで信じてもらえたかは、かなり疑問だったが......。
「ワーケーション体験」という大義名分もできたことだし、一路中央道を進み、山梨県へと向かった。長坂ICを降りると、青空をバックに八ヶ岳が広がって見えた。車の窓を開けると、頬をなでる高原の風がひんやり涼しい。いよいよ八ヶ岳山麓でワーケーションのスタートだ。
Vacant(空っぽ)になるから、リフレッシュできる筆者は、テレワーク=在宅勤務、と思っていたのだが、どうやら違うらしい。
テレワークとは、「tele=離れた所」と「work=働く」をあわせた造語だという。ICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことを指す。
テレワークには、大きく分けて4種類あり、在宅勤務(自宅でテレワーク)はその一つに過ぎない。他に、移動中や移動の合間に働くモバイルワーク、サテライトオフィスやコワーキングスペースなどの施設を利用するテレワーク、そしてリゾート地で行う「ワーケーション」があるようだ。
滞在先に着いて、テレワークに必要な機器、ノートPCとWi-Fiルーターで、インターネット接続できるかどうかをまず試してみた。ドコモやソフトバンクの電波状況にもまったく問題なかった。仕事上の連絡はスムースに行えるはずだ。
しかも、Jタウンネットは、「あなたの街の情報サイト」である。山梨県に来たのだから、記者としてはこの街の魅力を思う存分体験するほかない。
というわけで早速、北杜市白州町の尾白(おじろ)川渓谷へ遊び(取材)に行くことにした。