5種の薬剤カクテル療法でカエルの手足を完全に再生させることに成功。再生医療に光明
2022.01.31 08:00
|
カラパイア
[画像を見る]
ほとんどの動物は怪我をすると傷口を修復する能力を持っているが、一部の動物は、体の一部を失っても再生する能力を持っている。
アメリカの研究者らは、カエルの手足を切断し、5種の薬剤を混ぜたものを、シリコン製のキャップに入れ切断面に装着し、24時間密封するという実験を行った。
その結果、きちんと機能するほぼ完全な手足が生えてきたという。
この手法は将来的に、人間を含む多くの動物の再生医療に役立つ可能性があると期待されている。その成果は『Science Advances』(2022年1月26日付)で発表された。
・再生能力を持つ生物
自然界には、トカゲやサンショウウオ、ヒトデやウーパールーパーなど、手足の一部を失っても完全に再生できる動物がいる。中にはプラナリアのような、細かく切られても、断片から体を再生して、増殖してしまう生物が存在する。
人間も傷ができても塞ぐことができるし、肝臓にいたっては、半分が失われても元に戻るが、大きくて複雑な手足となるとそうもいかない。
ここが切断されると、出血や感染を防ぐために傷口が「瘢痕組織(はんこんそしき)」という塊におおわれて、手足の成長を邪魔してしまう。
それはカエルも同じこと。オタマジャクシの頃は高い再生能力を持っているが、カエルになってしまうとその能力が落ちてしまい、手足を失うと元には戻らない。
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
新品エアコン高騰で注目集める「中古」、猛暑と省エネ基準で問われる買い替えの判断軸
TREND NEWS CASTER
2
支援が届きにくい子どもと家族をどう支えるか、那須の「こどもホスピス」が挑む制度の狭間
TREND NEWS CASTER
3
医療現場の「見えない負担」を減らすには──人手不足の地域医療でAIが果たす役割
TREND NEWS CASTER
4
若者の「梅離れ」に挑む異業種出身社長の逆転発想――規格外梅は資源になるか?産地が直面する「価値再編」
TREND NEWS CASTER
5
工場の外へ広がる「自動化フロンティア」――滋賀の中堅FA企業が挑む”another FA”は普及するか
TREND NEWS CASTER
6
なぜ鼠径ヘルニア手術は「入院」が主流なのか――日帰り年500件超のクリニックの試み
TREND NEWS CASTER
7
地方医療は「治す」だけで維持できるのか、「点」から「面」への分かれ道
TREND NEWS CASTER
8
鎌倉大仏の背中に空いてる〝穴〟の正体 「背部スラスター」との珍説に3.5万人破顔も...真相は?高徳院に聞く
Jタウンネット
9
〝ちいさな夏〟が閉じ込められた風鈴が、ずらり 京都・正寿院の「風鈴まつり」の清涼感がたまらない【6/1~9/30】
Jタウンネット
10
老舗そば店は地域に何を”残す”のか――茨城・常総、66年続く食堂が抱える宿題
TREND NEWS CASTER