今ネットで話題になっている口唇裂(こうしんれつ)だが、いったいどのような病気なのだろうか。
今回は、口唇裂についてできる限り簡単に説明する。
口唇裂とは、唇が合わさっていないことだ。
口唇裂には、さまざまなパターンと症状の重さの程度がある。
軽いものも含めると、日本人では500人に1人が口唇裂で産まれてくる。
だいたい中学や高校全体で1人くらいはいる、珍しくない病気だ。
原因はうまくくっつかないこと人は母親のお腹の中で人の形ができていく。
唇や口の中の骨は、基本的に左右からできはじめ、顔の中心に向かって作られる。
最終的には左右から合わさって完成するが、うまくくっつかないと開いたままになる。
唇がうまくくっつかなかったのが、口唇裂なのだ。
そのため、哺乳瓶をうまくくわえにくい。
なぜうまくくっつかないのかは、多くの場合は遺伝は関係なく、原因不明である。
鼻も変形しやすい唇がうまくくっつかない時は、唇の下の筋肉などもうまく合わさっていないことが多い。