永田町で蠢く「不良議員」と「無頼秘書」が日本の政治をダメにする (1/2ページ)

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参院特別委で謝罪する礒崎首相補佐官
参院特別委で謝罪する礒崎首相補佐官

【朝倉秀雄の永田町炎上】

「人殺し」を公設秘書にしていた中根一幸外務政務官

 国会議員の劣化が甚だしい。安倍総理の“親衛隊”ともいうべき若手・中堅議員たちの勉強会「文化芸術懇話会」での報道機関への圧力を求める「暴言」が安全保障関連法案の審議の足を引っ張り、内閣支持率を低下させたのも束の間、今度は側近中の側近の首相補佐官・磯崎陽輔氏が「法的安定性関係ない」などと口走る始末だ。8月3日の参議院平和安全特別委員会に首相補佐官として初めて参考人招致された磯崎は平身低頭。発言を取り消し、「おわび」を7回も連発し、火消しに躍起になった。だが、安倍内閣にとって大きな痛手になったことは間違いない。

 むろん磯崎のような東大法学部出身で元内閣参事官を務めた頭脳明瞭なキャリア官僚出身が「法的安定性」の重みを知らないはずがない。およそ法解釈には「法的安定性」と同時に「具体的妥当性」が求められる。「自衛隊違憲論」のような非現実的な主張が愚か者の戯言として相手にされないのも、ひとえに具体的妥当性を著しく欠くからだ。要は磯崎氏は安全保障環境の変化に即した具体的妥当性を強調したかっただけで、単に「舌足らず」に過ぎない。

 そんな取るに足らない「舌禍」より驚愕すべきは、安倍内閣の中根一幸外務政務官がよりにもよって“人殺し”を特別職国家公務員である公設秘書にしていたことだろう。一般職公務員に準じた欠格事由のある政策秘書以外は、日本国籍があり議員の配偶者でなけば誰でも公設秘書になれる。これは選挙違反や政治資金規正法違反などで何度有罪になっても、議員がそのまま雇い続けることができるようにするためだが、そうなると当然、かなりタチの良くない人間も紛れ込む。典型例は大阪府議の秘書時代に高校生相手にストリートファイトを演じて現行犯逮捕された“武勇伝”を持つ上西小百合の「巻き舌秘書」こと家城某であろう。他にも蓮舫議員の公設秘書の痴漢騒動、片山さつき議員の秘書の浜松市議への暴行事件、藤田幸久讃員の公設秘書の覚醒剤取締法違反など無頼秘書たちの不祥事は枚挙に暇がないが、さすがに「人殺し」というのは前代未聞だ。

 中根といえば2006年12月、友人らと池袋の飲食店でしこたま洒を飲んだ挙げ句、店側とトラプルになり、女性店主に暴力を振るったとして警察に被害届を出された。示談が成立したことで、かろうじて起訴猶予処分になるという極めて不名誉な前歴を持つ。いくら「類は友を呼ぶ」とは言っても明らに常軌を逸している。

 件の秘書は主犯がカネで雇った5人の実行犯の1人で、「殺意」はなかったと認定されたために「殺人罪」ではなく「逮捕監禁致死罪」で懲役6年の実刑判決を食らっているが、尊い人の生命を奪ったことは間違いない。この男は日頃、議員会館の中で、さも自慢げに「俺は人を殺している」などとうそぶき、恐れをなした同僚秘書が何人も辞めているというのだから、中根はなんとも「物騒な男」を飼っていたものである。

「脱法パーティ」で5億4000円を荒稼ぎした山田俊男議員

 議員の中には、さながら「極楽」のような議員稼業を送る者がいる。それは票もカネも日本医師会や看護協会、日本歯科医師連盟、経団連、土改連など業界団体の支持母体丸抱えの参議院比例区選出議員だ。

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