京都を愛する旅行ライターが教える「絶対に外さない人気の京都観光20のスポット」 (9/21ページ)

学生の窓口

■住所

京都市左京区銀閣寺町付近から若王子町付近の疏水沿い

■交通

JR京都駅より市バス「銀閣寺前」下車、

http://tetsugakunomichi.jp/

●歌舞伎にも登場する豪壮な三門は圧巻。臨済宗大本山「南禅寺」

臨済宗大本山である「南禅寺」は鎌倉時代の正応4年(1291年)、亀山法皇の離宮だった地を賜わった無関普門(大明国師)、規庵祖円(南院国師)によって創建され、「京都五山」の最高位に列せられる権威ある寺院です。

南禅寺といえば、まず、禅宗寺院の正門の特徴である壮大な三門に圧倒されます。歌舞伎では石川五右衛門がこの三門の楼上で、名セリフ「絶景かな、絶景かな」を叫んだということになっています。でも、この門の建設は五右衛門の死後30年たってからでした。

南禅寺は紅葉の名所として知られていますが、この三門の周囲にはカエデが多く、特に秋には楼上から洛中の眺めはまさに絶景です。南禅寺には見るべきものが多く、大方丈と小方丈は国宝。勅使門や絢爛豪華な襖絵の多くは重要文化財に指定されています。

方丈前庭は小堀遠州作「虎の子渡し」という枯山水庭園で、国の名勝です。

三門の両側に並ぶ塔頭寺院、金地院には有名な庭園「鶴亀の庭」や、南禅院天授庵の池泉回遊式庭園があり、こちらも訪れる価値があるでしょう。

南禅院の前にあるモダンなレンガ造りのアーチ型の橋脚も、実は、貴重な史跡。この橋は明治21年に建設され、現在も琵琶湖からの水を取り込み、流している「水路閣」です。

南禅寺参道では、名物「湯豆腐」の看板が目を引きます。戒律の厳しい禅宗の南禅寺では精進料理として湯豆腐が食べられていて、それが名物として広まっていったとか。また、この周辺は水に恵まれていたので、美味しい豆腐を作ることもできたのです。

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