【世界の功績者から学ぶ・後編】「言葉」は問題を解く鍵 (1/4ページ)

FUTURUS

【世界の功績者から学ぶ・後編】「言葉」は問題を解く鍵

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「諸外国に追いつき追い越せ」という標語は、日本人の琴線に触れるものだ。

日本海という波の荒い海域が存在するため、日本は大陸との文化交流をあまり行うことができなかった。

それ故に、大陸から僅かに伝わる文物や交易品に大きな夢を抱き、「海の向こうには夢の国が広がっている」と考える。だが、いやだからこそ、その“夢の国”に対して強烈な劣等感を持っている。

それはまさに、ABCD包囲網の末の真珠湾攻撃であり、空手チョップでシャープ兄弟をKOする力道山であり、デトロイトが没落するまで販売攻勢を強める日系モーター企業である。

日本人はこういうニュースを聞くと、心の中で祝杯を上げる。

そういう視点でしか物事を見ることができなかった時期が、かなり長く続いた。しかしそれも、終わりに差しかかっている。

■ 国家と「緑」

以前、岡昌之氏がFUTURUSにこんな記事を投稿した。それは東ティモールの大統領補佐官ベラ・ガルヨス女史の活動にスポットを当てたものだ。

インドネシアのついての執筆が多い筆者は、どうやら日本では“保守派ライター”と見なされているらしいと最近知ったのだが、そんな澤田真一が岡氏の環境保護関連記事から受けた影響は非常に大きい。

それまでは名前しか知らなかった、ガルヨス女史について興味を持つようになったきっかけも、岡氏が与えてくれた。

東ティモール独立の戦士だったガルヨス女史は、今年5月に同国初のグリーンスクールを開校した。

インドネシアの実効支配からの独立を果たした東ティモールだが、あまりに石油基金に依存し過ぎる経済は国の将来を脅かすものだった。

いざとなったら“打ち出の小槌”に頼ればいい。その姿勢が、国民の自然環境保全の意識を奪っていく。

人々は再生可能な方法の林業を教わる機会に恵まれず、豊かな森は薪木取りのために禿げていった。

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