三島由紀夫、自決から45年。その叫びが今こそ現実味を帯びる (2/4ページ)

ViRATES

そして、市ヶ谷駐屯地の屋上に三島が姿を現し、マイクなしの肉声での演説が行われることになった。

演説後、三島は総監室に戻り、割腹自殺をした。45歳だった。

続いて「楯の会」のメンバー、森田も切腹。午後0時20分すぎに、残りの3名は総監を連れて出ていき、逮捕された。

三島の演説の全文は下記となる。三島の意見には、もちろん賛同する・しないはあるだろう。だが、当時は絵空事だった“憲法改正”が議論の対象になっている今こそ、三島の言葉を知っておくべきではないだろうか。

【全文】

私は、自衛隊に、このような状況で話すのは空しい。しかしながら私は、自衛隊というものを、この自衛隊を頼もしく思ったからだ。こういうことを考えたんだ。しかし日本は、経済的繁栄にうつつを抜かして、ついには精神的にカラッポに陥って、政治はただ謀略・欺傲心だけ………。これは日本でだ。ただ一つ、日本の魂を持っているのは、自衛隊であるべきだ。われわれは、自衛隊に対して、日本人の………。しかるにだ、我々は自衛隊というものに心から………。

自衛隊が日本の………の裏に、日本の大本を正していいことはないぞ。
以上をわれわれが感じたからだ。それは日本の根本が歪んでいるんだ。それを誰も気がつかないんだ。日本の根源の歪みを気がつかない、それでだ、その日本の歪みを正すのが自衞隊、それが………。

それだけに、我々は自衛隊を支援したんだ。

それでだ、去年の10月の21日だ。何が起こったか。去年の10月21日に何が起こったか。

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