管理栄養士が教える、食中毒の原因と予防策! おかしいと思った料理はすぐ捨てよう (3/4ページ)

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■においや味がおかしいと思った料理はいさぎよく捨てる

西山さんは、普段の生活で細菌を摂取する例を次のように挙げます。

「細菌やウイルスは目に見えない存在です。おいしそうな食品にも付着、混入していることはあります。

例えば、ケガをしてできる膿(うみ)には、『黄色ブドウ球菌』が存在しています。バンソウコウを貼った手で、生のサラダを調理して食べると、菌が口から入ることになります。害虫のゴキブリや、犬猫などペットも保菌動物です。

原因の細菌やウイルスが増殖しやすい温度は、5度~60度と幅広く、食品に付着した細菌は室温で2時間もたてば、爆発的に増殖します。

睡眠不足や風邪で体の免疫力が低下していると、食中毒にかかりやすい、また、重症化する確率が高くなります。

細菌やウイルスが口から入らないよう、『食品』、『調理器具』、『自分の手』の3点に重々注意しましょう。また、洗うときに飛び散る水滴にも注意をはらってください」

ここで具体的な対策法について、西山さんはこうアドバイスをします。

・トイレの使用後は、手を石けんを使って流水でしっかり洗い、清潔なタオルでふき、トイレの壁や取っ手をベタベタ触らないようにします。

・調理では、十分に加熱することが大切です。さっと焼くだけでは食品の中まで火が通っていないことが多いので、下ゆでする、電子レンジを使うなどしてしっかり熱を通します。生焼けの肉や魚には細菌やウイルスがいると考えてください。

・生の食材を扱うときは、その都度、流水でしっかり手を洗います。心配なときには、手や指、器具の消毒に、食品用のアルコールスプレーを使います。手をケガしていれば、食品に直接手を触れないよう、ナイロン手袋をします。ツメが長い人や指輪をしている場合は、そこに細菌が付着しています。

・体調が悪いときは、だ液や鼻水が飛ばないようにマスクをします。髪の毛にも細菌がついていますので、触わりながら調理しないように、髪の長い人は、ゴムでくくっておきます。

・料理をしたら2時間以内に食べるようにし、2時間を過ぎたものは、再度加熱してから食べる習慣を身に付けましょう。冷蔵庫で保管していた食品も同様です。

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