【美濃加茂市ポスター騒動】炎上の背景に”ツイフェミvsアニメファン”の対立 (1/3ページ)

デイリーニュースオンライン

問題になった美濃加茂市のポスター
問題になった美濃加茂市のポスター

 岐阜県・美濃加茂市観光協会が人気アニメ「のうりん」とコラボしたスタンプラリー宣伝ポスターに「女性差別」であると批判が寄せられ、イラストを差し替えられたことが話題になっている。これに限らず、最近はフェミニズムの観点から企業や自治体が大炎上する事態が頻発。ネット上では「当然の結果」「フェミの暴走」と賛否両論が巻き起こっている。

「ツイフェミ」VS「アニメファン」の対立が激化

 同アニメは美濃加茂市をモデルに、農業高校の生徒たちを描いた学園ラブコメディ。原作は白鳥士郎氏によるライトノベルでアニメ化の際に美濃加茂市が全面協力し、同市はファンの「聖地巡礼」の対象となっていた。

 これまでも市は同作のキャラクターを使ったポスターを複数制作していたが、なぜか今回に限って炎上。ネット上で「これは完全にセクハラ」「女性の目から見て不愉快きわまりない」「人権侵害だ」などと批判が殺到した。

 今回のポスターに起用されたのは良田胡蝶というキャラ。バスト94cmで「ボイン良田」と呼ばれ、作中随一の巨乳という設定。農作業着に身を包んでいるが、巨乳が服に納まりきらず谷間がくっきり見えていた。また、ほんのりと上気したような顔つきになっており、それも性的なイメージを喚起する原因になったと思われる。

 猛批判が吹き荒れる一方、ネット上では以下のような擁護意見も多く上がっていた。

「観光に来る気もない連中の意見を気にする必要ない」
「フェミは当たり屋みたいなもの。ケチをつけたいだけの奴らに屈したらダメ」
「のうりんと美濃加茂市はすごくいい関係。何も知らない人たちが荒らすな」

 ポスター批判の中心となっているのは、Twitterでフェミニズム的な言動を繰り広げている「ツイフェミ」と呼ばれるユーザーたち。たまたまポスターがツイフェミたちの目に入り、大炎上したという構図のようだ。

 萌えキャラをめぐっては、三重県志摩市の17歳の海女キャラクター「碧志摩メグ」が同じくネット上で猛批判され、市が公認を取り消す騒動が起きている。また、人気フィギュア「コップのフチ子さん」のパロディーである「コップのカドでグリ美ちゃん」が「女児を性的に扱っている」と批判され、大手書店の一部店舗で取扱い中止になる事態も。

 相次ぐ炎上によって、ネット上では「ツイフェミ」と「アニメファン」の対立構造が激化。「オタクは差別主義者」「ツイフェミは『表現の自由』の敵」などと互いに攻撃しあう不毛な状況になっている。

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