【未来探訪#005】3DプリントとIoTで「ものづくりの民主化」に挑むスタートアップベンチャーKabukuの挑戦 (3/7ページ)
お客様が選んだデザインや色などを、我々が開発したソフトウェアを使ってクラウド上で3Dデータに自動生成します。そして、そのデータを3Dプリント工場へ送り製造、お客さんに届けるといったサービスです。
こういった、自分だけの“究極の1点モノ”が簡単に作れるソリューションを、“マス・カスタマイゼーション”と呼んでいます。
“インダストリー4.0”を提唱するドイツやアメリカのスタートアップ企業などで、最近始められているものなんですが、これこそ3Dプリンターをはじめとするデジタルものづくりならでは。
従来の製造機械では金型が必要で、金型を作るには1つで数百万円することも。コストや時間的にリスクをとれなかったんです。>

<一方、3Dプリンターなどのデジタルものづくりなら、データさえ作れれば金型が不要なので、1点ものでもコストが安い。すぐに作れるので、在庫を持たなくて済みます。トヨタさんとの事例は、そういったソリューションの走りだと言えるでしょう。
また、我々には、(前述の通り)世界30カ国で提携している工場があります。
なので例えば、アメリカのユーザーさんからオーダーがあった場合はアメリカの工場で、日本のユーザーさんからのオーダーは日本の工場で作る、といったこともできます。
速く作れる上に、物流の時間やコストも抑えることができるんです。>
ちなみに、こういった3Dデータ自動生成のソフトや最適な工場を選ぶ裏側のエンジンには、人工知能を使ったビッグデータ解析の技術が取り入れられている。
稲田代表は、東京大学大学院で人工知能研究に携わったひとり。共同事業者の足立昌彦氏も人工知能の研究経験者だ。
また、Kabukuのスタッフには、機械系や電気系、ロボットやIT系など、様々な分野のスペシャリストが集まっている。