【未来探訪#005】3DプリントとIoTで「ものづくりの民主化」に挑むスタートアップベンチャーKabukuの挑戦 (6/7ページ)
欧米には遅れていますが、日本もこれから急激に普及していくという予想ですね。
そういった全体のマーケットの中で、弊社のターゲットはコンシューマーや工場向けなどで、計20.8兆円ほど。今は、小ロットのモノを作る方が多いのですが、これから大量生産にも3Dプリンターを使うようになれば、可能性は十分にあります。>
■ 第2のトヨタやソニーが生まれるかも?

3Dプリントに関連する市場は、今後増加する期待が大きいが、その真っ只中でKabukuはどのような役割を演じるのだろうか?
稲田氏、
<ものづくりを開かれた世界にしていきたいですね。いわば“ものづくりの民主化”です。
僕は、大阪にある“工場の街”東大阪の出身なんですが、元々日本人は、独自に開発や製造をするクローズドなイノベーションが得意。職人気質というか、現場が優秀だから、閉鎖的でもよかったんです。
でも、もはやそれには限界があると思います。地元にある工場を見ていても、そう感じますね。
ここ数年、ソフトウェアやインターネットの世界がすごく伸びたのは「基本的にオープンにし、みんながハッピーになる」という思想があったからだと思います。
これからの“ものづくり”にも、同じような思想が必要ではないでしょうか。
いろんなものをオープンにすることで裾野が広がれば、多様なプレーヤーが参入できる。そうなれば、適切な“切磋琢磨”が起こり、コンシューマーにとってはよりよい製品が、リーズナブルに手に入るようになる。
そして、結果的に社会は質が高いもので溢れ、“みんながハッピーになる”と思います。
そのために、Kabukuとしては、世界中にいろんなデータを流通させて、適切な工場と繋がらせてもらう。また、ワンクリックで何でも作れるようなプラットフォームを作りたいですね。