【未来探訪#005】3DプリントとIoTで「ものづくりの民主化」に挑むスタートアップベンチャーKabukuの挑戦 (4/7ページ)
■ 3Dプリンターの普及で産業が一変!?
このように、3Dプリンターを中心に事業を展開しているKabukuだが、今後の世界の動きや市場動向をどう捉えているのだろう?
稲田氏、
<家庭用3Dプリンターは、ご存じの通り、家電量販店で3万円代で販売されるなど、かつての数百万円台から一気に安くなりましたよね。これは、2009年にFDM(熱溶解積層法)という技術の特許が切れたことが契機です。
産業用3Dプリンターにも、同じようなことが今起きています。こちらは、2014年にSLS(粉末焼結積層造型法)という技術の特許が切れました。これにより、産業用の方も、3年前は数億円したものが、1/10の価格になるのも近いうちに起こります。
そのため、欧米では多くの企業がこの市場に参入しているし、日本でもキヤノンさんやリコーさんなどが参入しています。今後も、新規参入をする企業は増えるでしょうね。>

■ クルマや家、自分だけのメガネも!
3Dプリント製品は、今後様々なものが出てくるという。
稲田氏、
<3Dプリンターというと、日本ではまだ「プロトタイプの試作品を作るためのもの」というイメージがあります。
ですが、欧米ではすでに最終製品を作るために活用している企業・団体が増えてきています。>

<例えばクルマ。
アメリカのスタートアップ企業ローカルモーターズでは、クルマの大部分を3Dプリンターで作っています。しかも、世界中のエンジニアやデザイナーを巻き込んだオープンプラットフォームで。だから、圧倒的なスピードで開発が進んでいるんです。