これを見ておけば通ぶれる! というちょっとコアなおすすめ映画ランキングTop10 (7/8ページ)
この映画はアメリカのホラー映画のなかでも恐怖度ナンバー1といわれている作品のひとつになります。隔離されたホテルの人気のない不気味な空間とその独特な間が、次々起こる怪奇現象に対する恐怖を引き立てています。徐々にこのホテルにいる悪霊によって狂っていく主人公も怖いですが、映画の中でも明らかにされない部分があり、それを視聴者自身が想像することによってますます怖くなっていくのです。
監督:スタンリー・キューブリック
脚本: スタンリー・キューブリック、ダイアン・ジョンソン
制作: スタンリー・キューブリック、ヤン・ハーラン
音楽:バルトーク・ベーラ、クシシュトフ・ペンデレツキ
出演者:ジャック・ニコルソン
■第2位 ロビンソンの庭
ドラックを売って生活をしている主人公のクミは緑におおわれた廃墟を見つけて、吸い寄せられるように気に入り暮らし始めます。そこで野菜を育てたり、星空を眺めたり、自足自給な自由な生活を楽しんでいました。たまに昔からの友人を呼んでは、パーティで騒いでいました。そんな生活にも徐々に狂い始めます。パーティに現れた不思議な少女が騒ぎを起こしたり、恋人から周りの人間がだんだんおかしくなっているという話を聞いたりするのです。そんななか、とうとうクミ自身にもその狂いは現れ始めます。体がしびれ始め、幻覚を見るようになって行動もおかしくなっていくのです。
この映画は主人公や他のキャラクタ-のことやストーリーを理解しようと思ってみるのはとても難しいです。彼女の目線で私たちはその映画の世界を見ているのでどれが現実で、どれが薬や狂気による幻覚なのかわからなくなっていきます。廃墟の中で狂っていく人々を見ながら、見ている自分も狂っていくように錯覚してしまう、そんな映画です。深くストーリーは考えず、ただこの映画の独特な世界観に身を任せることしかできなくなるでしょう。刹那的で耽美な世界観のこの映画は見た後も、なぜかぼんやりと余韻に浸りたくなるのです。