これを見ておけば通ぶれる! というちょっとコアなおすすめ映画ランキングTop10 (4/8ページ)
また古い映画ではないのですが、不思議な雰囲気をかもし出すためにモノクロの映像で流れていきます。映像の中に出てくるロボットも今風のスマートなかっこいいロボットではなく、古いブリキのおもちゃを思わせるロボットなので、近未来なのに近未来ではない不思議な雰囲気になります。人は何でもされてしまうと駄目になってしまうものなのだとこの映画を見ているとわかります。
監督:辻川幸一郎
脚本: 佐藤佐吉
原作:星新一
音楽:小山田圭吾
出演者:浅野忠信、香里奈
■第6位 太陽を盗んだ男
中学の理科の先生である主人公はある日、とてつもないことを思いつくのです。原子力爆弾を作ろうと。東海原発からプルトニウムをこっそり盗み出した主人公は家で原子力爆弾を作り出します。そしてプルトニウムのかけらを仕込んだ爆弾のダミーをなんと国会議事堂にしかけて、日本政府を脅しにかかるのです。しかし彼は原子力爆弾を作り、国会議事堂に仕掛けるところまでは考えていたが、それから何を要求するか、どうするかなどはまったく計算に入れていません。そんな主人公が最初に要求したのは「野球のナイター放送を試合が終わるまでやれ。」というおかしなものでした。
原子力爆弾によるテロという恐ろしいテーマではありますが、この映画は見ていてついつい笑ってしまうようなポイントが多くあります。滑稽な主人公の要求はもちろん、それを追う刑事の行動もコミカルでついくすっと笑ってしまうのです。無理のある設定なのになぜか見入ってしまうのは、沢田研二と菅原文太、この二人の演技力によるものが大きいのではないでしょうか。沢田研二のエキセントリックな狂人を見事に演じていて見ているほうも理解できない狂気がこの映画をうまく表現されています。菅原文太の熱血な刑事っぷりも見る価値のある演技です。