防犯カメラ丸見えどころじゃない…怖すぎる”ウェブカメラ”の世界 (1/3ページ)
ここ最近、世界中の監視カメラ映像を無断でリアルタイム表示するサイトが問題となったり、ベッキーの不倫騒動でクローンiPhoneの存在が注目されたりと、ネット社会の怖さを感じさせる話題が続いている。
だが、それ以上に怖ろしいといわれるのが「ウェブカメラ盗撮」。個人のプライベートが丸見えになってしまう危険性があり、ヌード盗撮やストーカー行為などの被害が発生している。
■「覗き見」ソフトが猛威…ウェブカメラで盗撮?
ネット生配信やSkypeなどで活躍する「ウェブカメラ」だが、近年はパソコンのモニター上部などにカメラが標準装備されている機種が珍しくなくなった。便利なツールではあるが、もしこのカメラが乗っ取られて第三者に覗き見されたとしたら……。
2014年11月、イギリスで顔見知りの女性らの性行為などをウェブカメラを通して覗き見していた男が逮捕された。
男は盗撮機能のあるトロイの木馬型マルウェア「BlackShades」を利用し、ターゲットのウェブカメラを遠隔操作。3年以上に渡って毎日数時間、計14人の女性の私生活を盗撮していた。男のパソコンからはウェブカメラで盗撮した性行為やヌードの画像が多数見つかっており、女性たちが裸のままパソコンの前に座ったり、カメラのアングル上で恋人とのセックスを始めたり…そんな場面を全て保存していたのだ。
また、2013年に「ミス・ティーンUSA」に選ばれた女性がウェブカメラ盗撮によって性的ゆすりの被害に遭ったと告白した騒動も大きな話題に。犯人は元同級生の男だった。パソコンを置いていた寝室が盗撮され、さらに「言うことを聞かないとヌード画像を流出させる」と脅迫された。
2010年には、同マルウェアを使って150人以上の少女の生活をウェブカメラ越しに盗み見ていたドイツの男が逮捕されたこともあった。男はウェブカメラの危険性やデータ保護について学校に出向いて講義する「先生」であったために、ドイツ国民に大きな衝撃を与えた。
同マルウェアは違法ながら数千円で手軽に購入でき、SNSのメッセージやメールに記載されたリンク、または悪質なサイト経由で感染。乗っ取られたパソコンからさらに別の友人にもメッセージが送られる仕組みまであり、数え切れないほどの被害者を生み出した。国際的な一斉捜査や作者の摘発によって被害は一時的に落ち着いたが、今後も似たようなマルウェアが生み出され続けると推測されている。
しっかりとセキュリティ対策していれば問題ないはずだが、技術面はイタチごっこで安心はできない。結局は「カメラを無効化する」「カメラに目隠しシールを貼る」といった単純な対策がもっとも有効になっている。