同性愛・両性愛者であった歴史上の11の著名人 (5/8ページ)

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高齢になってもなお、多くの男や女との恋愛を隠そうとしなかった。女性への愛を恥じることもなかったし、秘密にすることもなく、ヨーロッパでは、誰とでも自分が好きな相手と愛を交わすことができると公言していた。

 ディートリッヒは、同性愛の象徴となり、『モロッコ』では男性のタキシードを着て、女性から花を受け取って、彼女の唇にキスをして、観客を驚かせた。当時の検閲関係者は激怒したが、ディートリッヒも監督のジョセフ・フォン・スタンバーグもキスシーンをカットするのを拒んだ。ディートリッヒのお相手には、エディット・ピアフやグレタ・ガルボもいた。特にガルボとは、大西洋をはさんだ遠距離恋愛で20年以上もの関係を築いた。ディートリッヒは友人たちに、ガルボは汚い下着をはいているとぼやいていたという。・4. エレノア・ルーズベルト


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 20世紀でもっとも偉大なアメリカのファーストレディには、バイセクシュアルの傾向があったようだ。フランクリン・ルーズベルト大統領と政治への専心以外に、女性記者のロレーナ・ヒコックと長い間、恋愛関係にあった。

 ふたりが出会ったのは、ルーズベルトの最初の選挙運動のときで、それ以降、より情熱的に親密になった。大統領の就任演説のときも、ヒコックから贈られたサファイアの指輪をしていた。当時のホワイトハウスのゴシップは、ヒコックがレズビアンであることをオープンにしていて、ルーズベルト家に雇用されて親密につきあっていたひとりだったことを知っていた。だが、大統領研究者たちの間では、ヒコックとエレノアが本当にベッドを共にしていたかどうかについては、意見が分かれたままになっている。

 現存しているふたりの書簡には、互いの激しい愛が示されていて、エレノアは、実物にはキスできないので、寝る前に毎晩ヒックスの写真にキスしていることを認めている。

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