見ておくべきだけど二度は見ない名作映画12選 (3/7ページ)
■『アメリカン・ヒストリーX』
役に入り込むことで有名な演技派俳優エドワード・ノートンが、評価を大きく高めた作品。白人至上主義に傾倒する兄弟を通して、アメリカが今でも抱える貧富や人種差別といった問題を描いています。
その過激な思想や問題行動、止められない暴力の応酬と訪れる絶望は、一度の視聴で十分だと思わせる力があります。
■『アンチクライスト』
『奇跡の海』、『ダンサー・インザ・ダーク』といった鬱展開の作品で有名なラース・フォン・トリアー監督のホラー・スリラー作品。監督の映画は美術作品かのような美しさがある一方で、見続けるのがツラいほどの残酷さもあります。
本作のプロローグは、夫婦が情事に耽っていて、子供が窓によじ登っていることに気づかず、転落死させてしまうというもの。幼子がいる夫婦をセックスレスにしてしまうだけの破壊力がある出だしです。そして続く、妻の秘密と妻の妄想......。
本作は暴力シーンの激しさによって4人の観客が気絶したとも言われており、カンヌの映画市場では過激シーンをカットした「カトリック版」と「プロテスタント版」が作られたほどです。
日本でのリリースは絶望的とも言われていましたが、本国から遅れること2年の2011年に公開されました。