カップルで鑑賞すると気まずいことこの上ない映画9選 (6/9ページ)

Kotaku

本作を見て、良い雰囲気になるカップルはいないでしょうし、以前にも書きましたが、幼い子供がいるカップルならセックスレスになる可能性もあるかもしれません。


■『奇跡の海』(1996年)


『アンチクライスト』のラース・フォン・トリアー監督が96年に撮った、元祖鬱映画とも言えそうな作品。

あらすじ:純粋で信仰心の厚いベスは油田で働く夫がなかなか戻ってこないため、早く帰宅することを教会で祈るが、戻ってきた彼は工場の事故で重症を負い、回復しても下半身が不能という状態だった。ベスはヤンのケガは自分が神に祈ったせいだと自分を責め、ヤンはベスを愛する気持ちからベスに愛人を作らせ、行為の内容を聞き出すことで、自分と擬似セックスすることを望むが――

ベスがもう少し利口だったら、ヤンがベスを解放できるほど冷静だったら、2人がもう少し理性と理屈でものを考えることができたなら、結末は違ったものになったでしょう。しかし、2人は極限の状態を最悪な形で突き進んでしまうほど深く深く愛し合っていました。

男女で捉え方は異なるかもしれませんが、ドヨーンとした空気になることは避けられない作品でしょう。

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