【現代医学】すごく腹が減っているときに食べると死ぬ危険アリ / 戦国時代に「兵糧攻め」で大量の餓死者 (6/8ページ)

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実はこれ『リフィーディング症候群(refeeding syndrome)』のせいだと考えられます(feedは食物を与えるという意味です。reがついて再び食物を与えるってことですね)。

・大量のインスリンが分泌
慢性的な栄養不良状態が続いている人に積極的な栄養補給を行うことで発症する一連の代謝合併症の総称でして、極度の低栄養状態の人にイキナリ栄養たっぷり与えてしまうと代謝的にマズイことがおこるんです。一例を挙げますね。飢餓が続くと身体はタンパク質と脂肪を分解してエネルギー源とします。ついでに摂取不足により微量元素やミネラルも不足した状態となっています。ここで大量の糖質やアミノ酸を摂取すると、糖を細胞内に取り込もうとして大量のインスリンが分泌されます。

・電解質の低下が時に致死的となる
結果、カリウムとマグネシウムも細胞内に取り込まれ、元々低カリウム、低マグネシウムである状態に拍車がかかってしまいます。この電解質の低下が時に致死的となるのです。他にも、エネルギー産生に伴うビタミンB1やリンの不足、ナトリウム再吸収に伴う浮腫などで脳症や心不全を引き起こす可能性も考えられます。

・大量の飲食が消化管の負担
臨床現場でも、栄養不足が長期続いた方には初期投与エネルギーを抑え、ビタミン、ミネラルの補給を優先しフィーディング症候群を起こさないように注意しております。また、長期に絶食が続くと消化機能も弱くなっており、大量の飲食が消化管の負担となる可能性もあります。前述した『玉子豆腐』の脳外科医の話ですが、高校時代に柔道をやっており計量のためかなり無茶な減量をしたことがあるそうです。食物量を極端に絞り、さらに水分を絞るためカッパを着てランニング。努力のかいあって見事計量をクリアした玉子豆腐氏はここぞとばかりにパンやらオニギリをどっさり食べたそうです。

・良い子は絶対真似しちゃダメ!
そしてしばらくあと玉子豆腐氏はものすごい胃痛に襲われのたうちまわるハメとなりました。本人曰く『胃がぎゅーっとなる感じが持続して激痛』だったそうです。

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