【現代医学】すごく腹が減っているときに食べると死ぬ危険アリ / 戦国時代に「兵糧攻め」で大量の餓死者 (4/8ページ)

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・鳥取の渇え殺し
竹中重門(半兵衛の子)が記した『豊鑑』には、このときの様子を「糧尽きて馬牛などを殺し食いしかども,それも程なく尽きぬれば餓死し,人の宍を食合へり…子は親を食し、弟は兄を食し杯しける」と書かれております。そんな惨状を見かねたのでしょう。吉川経家が自らの命と引き換えに城兵・村民の助命を確約し、鳥取城攻めは収束したのでした。『三木の干し殺し』に対し、こちらの一戦は『鳥取の渇え殺し』と称されております。

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さてようやく医学の時間がやってまいりました。今回は良い子のみんなが聞きたいことをQ&A方式でお答えして参ります。

Q: 人間は水だけで何日生きていられるの?
A: これは元の栄養状態によりますが、文献によると3週間あたりから餓死することがあり、8〜12週間で致命的となるという記録もあります。まず人は、運動などを全くしていなくても、体温の維持や内臓を動かすのにエネルギーを必要とします。基礎代謝量と言いまして、30歳・165㎝・60Kgの男性を例にあげると一日に必要なのは約1500kcalとなります。飢餓が続くと身体は省エネモードになるので、ざっくり1200kcalといたしましょうか。

絶食状態では体内の糖の貯蔵が減るので、主に体脂肪からケトン体を作り、エネルギー源とします。先ほど挙げた男性の体脂肪率が20%とすると脂肪量は8.4Kg。体脂肪は1gあたり7kcalですので、ざっくり60000kcalの蓄えがある計算になります。
割り算すると水があれば50日は持つ計算になりますね。

まぁ実際は寝たきりではありませんし、タンパク質や微量元素も不足して身体に不具合が出るでしょう。感染症にも弱くなるので死はもっと早くなります。幾ばくかの食べ物があれば生存期間は延びるので、水しかなければ籠城2~3ヶ月あたりで餓死者が出始めると推測いたします。

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